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埼玉×インスタ完全ガイド|来店・予約につなげる運用設計とInstagramテンプレ集

  • 執筆者の写真: 竹市広明
    竹市広明
  • 10月9日
  • 読了時間: 11分

更新日:26false36 GMT+0000 (Coordinated Universal Time)

このページでは、埼玉のように車や徒歩での移動が中心になりやすいエリアで、実店舗の集客にInstagram(インスタグラム)のリールをどのように活用すると効果が出やすいかを、手順を追って説明します。リールは30秒程度の短い動画です。


短いからこそ、見る人が迷わずに「ここなら行けそう」「ここに予約したい」と判断しやすくなります。私たちが目指すのは、動画を見た人がそのまま地図を開き、経路を確認し、予約や問い合わせにつながる最短の導線をつくることです。


埼玉×インスタ完全ガイド|来店・予約につなげる運用設計とInstagramテンプレ集

埼玉のインスタ運用でリールが効く理由は、来店までの判断を短くできるから


実店舗の集客では、


場所が分かること

・不安が減ること

・比較に時間がかからないこと


がとても重要です。リールは、映像でお店の雰囲気や結果を見せることで不安を減らし、位置情報で現在地からの距離感を素早く伝え、口コミの映像やテロップで第三者の評価を提示できます。


この3つがそろうと、視聴者は頭の中で長い検討をしなくても、「ここなら大丈夫そう。近いし行ける」と思いやすくなります。結果として、地図のタップや予約ページへの移動が増え、来店までの時間が短くなります。



Instagram30日運用(週3本×4週)の考え方


最初の1か月のはじめ方

毎週3本のペースが無理なく続けやすく、学びも多いのでおすすめです。テーマは毎週、エビデンス、体験、人柄の3つを繰り返します。


・エビデンス

レビューや数値など第三者から見ても納得できる根拠のことです。


・体験

ビフォーアフターやサービスの流れを、短い映像で見せることを指します。


・人柄

店主やスタッフの想い、裏側のこだわりを伝えることで、初めての方でも安心できるようにする狙いがあります。


制作は、撮影、字幕付け、投稿準備をまとめて行うと負担が軽くなります。曜日と投稿時間、動画の長さ、構成はなるべく固定します。固定する理由は、視聴者が動画のイメージを学習してくれて、反応が安定していくからです。毎回大きく変えるより、同じ型の中で内容を磨いていく方が効果が上がりやすいです。企画がマンネリしない程度に安定運用までは固定していきましょう。


Instagram運用例(4週間のイメージ)

・Week1

レビューの紹介、代表的な施術やメニューのビフォーアフター、店主のこだわりをそれぞれ1本ずつ投稿します。


・Week2

来店の多い駅やエリアなどのデータ紹介、人気メニューの体験ダイジェスト、改善エピソードなどで誠実さを伝えます


・Week3

同業との違いを事実ベースで説明し、初回体験の流れやスタッフ紹介で不安を減らします。


・Week4

短い事例を三つ並べて説得力を高め、よくある質問に実演で答え、地域活動などで親近感を高めます。


各動画の冒頭一行目では、見る人が得られる結果を短い言葉で伝えます。中盤では、その結果につながる過程や根拠を映像で示します。最後は、地図アイコンや徒歩分数、空き枠など、次に何をすればよいかをはっきり案内します。ここまでを1本の中に収める理由は、動画単体で完結させることで、説明文を見なくても行動に移せる視聴者を取りこぼさないためです。



位置情報とハッシュタグの設計

位置情報とハッシュタグの設計


・位置情報

毎回、店舗名とエリア名を同じ表記で固定します。固定する理由は、Instagramのプラットフォーム内でお店の場所に関するデータが蓄積しやすくなり、位置情報から経路案内への導線が太くなると考えられるからです。撮影場所が他所であっても、集客したい店舗の位置情報を基本にします。


・ハッシュタグ

5〜15個に絞ります。多すぎると、情報が分散し、狙いたい検索ニーズに届きにくくなります。関係のないハッシュタグを入れると、発信内容に興味のないユーザーが流入し、エンゲージメントを著しく悪化させておすすめされにくコンテンツになってしまうので、要注意です。


選び方は、業種、メニュー、駅名、市区町村、県名、悩みキーワードを基本にします。例えば、パーソナルジムであれば「パーソナルジム、産後ダイエット、川越駅、川越市、埼玉、肩こり改善」のように、固有名詞を二つから三つ、意図を表すキーワードを二つから三つ、業種やメニューを一つから二つという配分にすると、意図と場所の両方に届きやすくなります。




ショート動画の基本構成(3幕8カット)


動画は3つの幕(期待・根拠・行動の順番)で考えると、作る側も見る側も理解しやすくなります。


・最初の幕(期待)

0から2秒で得られる結果を一言で伝えます。ここが弱いと、最後まで見てもらえません。


・2つ目の幕(根拠)

体験の流れや証拠を短いカットで積み重ね、他店との違いを三点ほど簡潔に示します。


・3つ目の幕(行動)

今週の空き枠、初回特典、アクセスのしやすさなどを案内し、地図と予約の動線を分かりやすい言葉で表示します。


毎回この型に沿うことで、どこを改善すべきかが見えやすくなります。例えば、視聴維持が落ちたときは冒頭の言い回しや最初の映像カットを見直せばよい、と判断しやすくなります。



クリエイティブの型(3幕8カット)

成果事例から学ぶ型の微調整

予約や来店の成果が出た動画には共通の傾向があります。例えば、冒頭2秒で結果を言い切る表現、証拠の差し込み位置、最後の8秒で地図と予約案内を大きく見せる工夫などです。事例をもとに、構成カット、テロップ、位置情報の書き方を一つずつ検証すると、自店に合う再現しやすい型が見えてきます。




週3投稿でも質を落とさない面の作り方

単発の当たりに頼らず、面として安定して予約を取り続けるには、ネタの在庫づくりと曜日固定、尺と構成の固定が有効です。台本のひな形を先に量産し、同じ構成で内容だけ入れ替えると、慣れるほど制作が早くなります。視聴者側も「このアカウントは毎回ここで予約情報が分かる」と学習し、行動が安定します。




保存率とリプレイ率の読み方

インスタの成果に直結しやすい指標に「保存」「もう一度見る(リプレイ)」があります。保存は「後で使うためのメモ」、リプレイは「理解を深めたい・気持ちよく繰り返し見たい」の合図です。


基本の確認

  • 保存率= 保存数 ÷ リーチ × 100

  • 平均再生回数= 再生数 ÷ 再生したアカウント数

  • リプレイ率=(平均再生回数 − 1)× 100


数字の読み方と次の一手

  • 保存高い × リプレイ低い

    役立つが内容が冗長的な印象。結論を先出し、尺を短く。

  • 保存低い × リプレイ高い

    見やすいがあとでまた見たいと思えるような持ち帰り要素が少ない。チェックリストや地図、数値一覧を1枚足す。

  • どちらも低い

    テーマがずれ気味。料金・時間・場所・比べ方など今知りたい情報に寄せ直す。


今日からできる小さな改善

  • カバーは「得られること×数値×地域名」を1行で

  • 冒頭0.5秒で「誰宛の・何の話か」を言い切る

  • 比較は同条件、図解を入れてすぐ役立つ形に


詳しい手順とマニュアルは下記記事で解説しています。



埼玉のイベントに連動した仕掛けで集客数を増やす

埼玉では、浦和レッズの試合日や祭りは人の流れが急に増える日です。場所が分かり、当日だけのはっきりした特典がある投稿は、通常日より来店に結びつきやすくなります。


イベントに連動で成果を出すための三本柱

イベント連動は、次の三点をそろえるだけで効果が安定します。


  • 来店の理由を言い切る特典例

    • 本日試合後1時間、合言葉「We Are REDS!」でドリンク一杯サービス

  • 場所が分かりやすいように…

    • お店の外観と入口の明るい写真、最寄り駅からの目印を一語添える

  • 当日の小刻み更新

    • 開店時、ピーク前、終了前にストーリーズや店前サインを更新


事前準備と当日運用準備

直前に慌てないために、文面と素材をひな形化しておきます。


  • 事前(2週間前まで)

    • 一文で言い切る特典文、外観・入口・人気商品の写真、地名と業種のハッシュタグを5〜10個に絞る

  • 当日

    • 朝に特典と場所を投稿、ピーク前に混雑予想やテイクアウト可を案内、終了前にラストオーダーと翌日の営業時間を告知





ストーリーズとハイライトで常設導線を作る

インスタグラムからの集客を安定させるためには、「どんな投稿を出すか」だけでなく、お客様をどのような順番で案内するかという導線設計がとても大切です。

特にストーリーズは見られやすい反面、24時間で消えてしまうため、せっかく良い内容を発信しても、その場限りで終わってしまうケースが多く見られます。


そこで、ストーリーズで反応の良かった内容や、お客様に必ず見てほしい説明をハイライトとして残しておくことで、日々の投稿を「流れて終わり」にせず、いつでも見てもらえる常設コンテンツに変えることができます。


ハイライト設計で成約率が上がりやすくなる理由

はじめてプロフィールを見に来た人は、短い時間で「自分に合いそうかどうか」を判断します。ここで、必要な情報がばらばらだと、そのまま離脱されてしまいがちです。

ハイライトを整理すると、次のような自然な流れをつくれます。


  • 最初のハイライトで、どんな人・会社なのかが分かる

  • 次に、メニュー内容や料金を見て、利用イメージが持てる

  • お客様の声やビフォーアフターで安心してもらえる

  • 最後に、予約・問い合わせ・資料ダウンロードへスムーズに進める


このように、ストーリーズで興味を持ってもらい、ハイライトで必要な情報を順番に見てもらうことで、インスタからの予約・問い合わせなどの成約率を高めることができます。


ローカルビジネスこそ導線設計の工夫が効く

埼玉のようなローカルエリアの店舗や中小企業では、大きな広告費をかけなくても、ストーリーズとハイライトの導線を整えるだけで、インスタが心強い集客チャネルになります。とはいえ、どんなハイライトをつくればよいか、何をどんな順番で見せればよいか、どこに予約や問い合わせの導線を置くべきか、具体的な設計に迷うケースも多いと思います。


そのような方向けに、別記事ではストーリーズとハイライトを組み合わせて導線をつくるための考え方と手順を、初心者の方でも取り組みやすい形でまとめています。


  • ハイライトの基本構成例(はじめての方へ/メニュー・料金/お客様の声 など)

  • ストーリーズからハイライトへ自然に誘導する見せ方

  • 集客率アップにつながるメッセージの組み立て方


インスタ集客をもう一段レベルアップさせたい方は、ぜひ関連記事(ストーリーズとハイライトで導線を常設して売上をアップさせる方法)もあわせてご覧ください。



口コミ対応とDM返信の標準化

問い合わせ対応の品質がばらつくと、予約率が安定しません。一次返信テンプレート、深掘り質問パターン、見積や来店日の提案までの時間をSLAとして決めておくと、誰が対応しても一定の品質を保てます。口コミ返信は、感謝、具体的な改善や強みの言及、次回提案の順番で統一すると、アカウント全体の信頼感が高まります。



UGCを安全に使うための同意と社内運用

お客様の写真や動画、レビューをリールに使うと説得力が高まりますが、同意の取り方が曖昧だと後から取り下げの要望やトラブルになり得ます。撮影前に目的を説明し、撮影後に同意フォームをその場で記入いただく流れにするとスムーズです。使用媒体や期間、撤回連絡先を明示し、控えをお渡しします。社内では台帳で掲載先と期限を管理し、差し替えや非公開の依頼にすぐ対応できる体制を整えます。




KPIと改善サイクル


最初に見る指標は保存率です。保存は、視聴者が「後で見返したい」「誰かに見せたい」と感じた証拠なので、内容の価値が伝わっている目安になります。目標としては、保存率(保存数 ÷ リーチ × 100%)3〜5%以上を一つの判断基準にすると、勝ちパターンを見つけやすくなります。


視聴維持率が落ちてきた場合は、冒頭の2秒を差し替えたり、テロップの言い回しをより結果に直結する表現に変えたりします。次に、プロフィールや位置情報のタップ、DMの送信率を見ます。これらは、地図や予約に進む手前の行動です。ここが上がっていれば、導線の作り方は合っています。


最後に、経路案内からの来店率、予約の転換率、客単価、リピート率など、ビジネスの数字で振り返ります。週に一度は、反応が弱かった動画の冒頭を作り直し、位置情報の表現や徒歩分数の見せ方も小さく試しながら、次の週に活かします。



一本の中で完結させる理由と、概要欄に見積や相談導線を書く理由


一本の動画で、結果、根拠、行動までを完結させると、視聴者は動画を見終わった瞬間に地図や予約に進めます。短い時間で判断できることが、実店舗の集客ではとても大切です。


そのうえで、プロフィールやハイライトには見積や無料相談へのリンクを書いておくことでシームレスな行動ができるようにします。また、こうすることで今すぐ予約をしない方も、落ち着いて検討したあとに戻ってきて予約ができるようになります。動画で行動を促しつつ、リンクへの丁寧な案内を補うと、検討度の違う視聴者のどちらにも対応できます。

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