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インスタは週3投稿の頻度でもCVは落ちない?それを実現させる方法と現場で回せる運用ルーティン(Instagram)

  • 執筆者の写真: 竹市広明
    竹市広明
  • 10月15日
  • 読了時間: 9分

インスタは週3投稿の頻度でもCVは落ちない?

この記事の狙い

週3という限られたインスタ投稿頻度でもCV(予約・問い合わせ)を落とさず、むしろ底上げするための考え方と手順を体系化します。


多くの運用で「毎日投稿できないから成果が出ない」と思われがちですが、実際は“回数”より“設計”と“順番”が影響します。ユーザーは1本の投稿で即決するのではなく、複数の投稿・プロフィール・ハイライトを行き来しながら「価値はあるか」「自分に合うか」「いくら・どこ・何分」が揃った段階で行動します。


したがって、週3運用では単発の“点”を積み重ねるのではなく、来店判断に必要な情報を過不足なく並べた“面”を、短い周期で見せ続けることが重要です。


本記事はその“面”をどう設計し、どの順番で露出させ、どう測って改善するかを、初心者でも迷わないよう言葉を選んで説明します。



“面づくり”の基本設計

“面”とは、初見の人が迷わず行動できるだけの情報を、過不足なく網羅した状態を指します。週3でも成果が落ちない理由は、意思決定に必要な「価値→安心→具体→導線→継続理由」という5要素を、短いサイクルで必ず露出させるからです。


この構造を理解することによって、各投稿の役割が明確になり、撮影や編集の負担を増やさずにCVRを押し上げられます。


  • 価値(ベネフィット)

    • 1秒で「誰に・何が・どれほど良いか」を言い切る。

    • 数字(価格・時間・距離)を1つ入れると自分事化が早い。

    • 例:川越駅5分/初回2,980円/30分で整う。


  • 安心(比較・証拠)

    • 同一画角のビフォーアフで“誇張でない”を示す。

    • 口コミはスクショ掲載(日時入り)で信頼性を上げる。

    • FAQは“1問限定”で読了率を優先。


  • 具体(価格・時間・場所)

    • 価格は税込・所要時間とセットで提示。

    • 「駅・出口・徒歩分」を動画内常時表示帯に固定。

    • 決済方法(現金/カード/QR)も初見の安心材料。


  • 導線(予約・地図・問い合わせ)

    • 予約リンクはプロフィール1箇所に統一。

    • 地図タップ/電話/LINEは“次に押すボタン”を1つに。

    • UTMで媒体・面・投稿IDを区別。


  • 継続(在庫・空き枠・イベント連動)

    • 期限・残数・当日特典で“今の理由”を作る。

    • ストーリーズで更新、ハイライトで常設。

    • イベント日は専用ハイライトを事前用意。



インスタ週3投稿頻度のネタ配分テンプレート

週3で“面”を維持するには、曜日ごとに役割を固定し「どの曜日に見ても判断が前に進む」状態を作るのが近道です。人の計画行動は曜日の影響を受けやすく、月曜は一週間の予定立案、週中は比較検討、金曜は週末の意思決定が起こりがちです。


そこで、月曜に価値を端的に提示して保存を稼ぎ、水曜に不安を解消して検討を深め、金曜に期限や空き枠で行動を促します。この順序だと、露出が少なくても心理の進行に沿って自然とCVが発生します。


  • 月:価値訴求(保存狙い)

    • 冒頭テロップで「価格/時間/距離」のいずれかを先出し。

    • 寄りカット7割で“質感”を映す。

    • キャプション1文目にベネフィット+予約導線。


  • 水:安心(比較・口コミ)

    • 同一画角のビフォーアフを3秒×2枚で提示。

    • 口コミスクショは“要約テロップ+出典”を重ねる。

    • FAQは1問だけ(例:所要/持ち物/指名可否)。


  • 金:行動(空き枠・期限)

    • 「本日△枠」「平日17時まで○○円OFF」を画面内に常時表示。

    • ストーリーズで空き枠更新→ハイライト保存で後追い導線。

    • コメント・DMにはテンプレ返信で即時対応。




投稿フォーマット

各フォーマットは「冒頭→証拠→導線」の三段で作ると安定します。


  • 冒頭は“自分事化”のトリガー

  • 証拠は“疑念の解消”

  • 導線は“意思の後押し”


この枠組みを共有すると、担当が変わっても品質が揃い、短時間で作れて検証も容易になります。


価値訴求の型

価値訴求は“誰に、何が、どれくらい良いか”を1秒で言い切るのが肝です。最初に理由を示すと、その後の映像が“確かめ”として機能し、最後まで視る必然性が生まれます。

  • フック:価格/時間/距離のどれかを数値で表示。

  • 映像:寄り→別角度→全体の順に3カット。

  • 導線:予約はプロフィール。地図と所要は画面内常時表示。


比較・安心の型

比較は“誇張ではない”ことの提示です。撮影角度や照明が異なると疑われやすく、同一画角でのビフォーアフターがもっとも強い証拠になります。

  • 比較:同一画角・同照明・同距離でビフォアフ。

  • 証拠:口コミスクショ+「いつ/誰が」のミニ注釈。

  • FAQ:1問だけ解消し、残りはハイライトへ誘導。


行動喚起の型

人が動くのは「期限・希少性・明確な手順」が揃ったときです。特典や空き枠を明示し、予約手段を1箇所に固定することで、迷いを生む分岐を断ちます。

  • 期限:日付/時間/残数を数値で。

  • 簡単:予約手順を「1タップ→日程選択→確定」の3手で可視化。

  • 一択:リンクはプロフィール1箇所に固定(他は記載しない)。



計測と改善の回し方

改善は“再現可能な学び”を残せるかに尽きます。保存率は「後で役立つ度」、プロフィールクリックは「検討の深まり」、リンククリックは「行動直前」です。これらを並べて見れば、どこで詰まっているかが分かります。


  • 指標の関係

    • 保存率(後で役立つ)→プロフクリック→リンククリック→CV。

    • 保存10%超は強い再訪意図、プロフクリック2%超で導線良好。

    • 平均視聴時間は尺の60%以上を目標。


  • 修正の順序

    • 1)冒頭テロップを数値化(価格/時間/距離)。

    • 2)比較の同一画角化(誇張疑念を解消)。

    • 3)導線の一元化(リンク分散を排除)。


  • 週次レビュー

    • 同曜日・同時刻・同尺で比較。

    • 変更は“1要素だけ”に限定して因果を特定。

    • 学びはシート(要素×結果)で残す。



1週間の運用ルーティン(90分×3回)

継続の最大の敵は“重たい作業”です。撮影・編集・配信・計測を分解し、短時間で終わる小タスクにします。


  • 月:素材棚卸し→価値訴求編集→UTM確認。(90分)

  • 水:比較素材の撮影→ビフォアフ編集→ハイライト更新。(90分)

  • 金:空き枠/期限投稿→ストーリーズで反復→結果メモ。(90分)




よくある失敗と回避

起こりがちな失敗は構造的です。雰囲気重視で価値が後出しになれば保存は伸びず、角度の違う比較は信頼を損ね、導線の分散は迷いを生みます。


逆に言えば、冒頭で価値、同一画角の証拠、導線の一本化を徹底するだけで、多くの失敗は未然に防げます。


以下、よくある失敗例とその回避法を記載します。


🥴雰囲気だけの動画🥴

雰囲気重視の映像だけだと、見ている人は「自分に関係あるのか」「行けるのか」が判断できません。数字を最初に見せると、視聴者は一気に自分ごと化できます。


  • なぜ数字が効くのか

    価格・時間・距離は、来店判断で最初に必要な材料です。最初の1秒でどれか1つを出すと、その後の映像が「確かめ」に変わり、離脱が減ります。


  • 具体的な作り方

    • 0〜1秒にテロップで数字を断言する例:川越駅から徒歩3分、初回2,980円、所要30分

    • 寄りカットを増やす仕上がりの質感や手元の動きなど「近い映像」を多めに

    • 画面内に1つだけ情報を残す例:画面下に常時表示「徒歩3分・所要30分」


  • NGとOKの例

    • NG:おしゃれなBGMと店内の引きカットだけ

    • OK:最初の1秒で「初回2,980円」→手元の寄り→同一画角ビフォーアフ→「徒歩3分・所要30分」を下に固定


  • すぐ使えるチェックリスト

    • 冒頭1秒に数字が入っている

    • 寄りカットが全体の5割以上

    • 画面下に「徒歩分」か「所要」か「価格」を固定表示



😵不信感を抱く、よく見せてるだけの比較😵

ビフォーアフターの角度や明るさが違うと「本当に変わったの?」と疑われます。同じ条件で撮るだけで信頼度が跳ね上がります。


  • なぜ同一条件が大事か

    角度や光が違うと、結果ではなく「見せ方の差」に見えます。同一画角・同照明・同距離・同背景は、誇張を疑われない最低条件です。


  • 具体的な作り方

    • カメラ位置を固定床のテープや三脚で位置と高さを毎回同じに

    • 光を固定窓を避けて室内灯のみ、リングライトの明るさ固定

    • 背景を固定同じ壁、同じ椅子。後ろの物を動かさない

    • 撮影順を固定ビフォー撮影→施術や作業→同じ位置・同じズームでアフター


  • NGとOKの例

    • NG:ビフォーは暗い室内、アフターは明るい窓辺

    • OK:同じ場所・同じ距離・同じ明るさで前後を切り替え


  • すぐ使えるチェックリスト

    • カメラ位置にテープ印がある

    • ライトの明るさと向きが毎回同じ

    • 背景の小物の位置が変わっていない

    • ビフォーとアフターでズーム倍率が同じ



😵‍💫どうやったらたどり着くのか、導線が分かりにくい😵‍💫

リンクが複数あると、どれを押せばいいか分かりにくく、結果として何も押されません。行き先は1つに絞り、名前も統一します。


  • なぜ一択にするのか

    人は選択肢が多いと決められなくなります。予約の入り口を1つにまとめると、迷いが減り、クリック率と予約率が上がります。


  • 具体的な作り方

    • 予約リンクはプロフィールの1箇所だけに設置例:プロフィールのURLを予約ページに固定

    • ボタン名を統一例:どの投稿でも「予約はこちら」に統一

    • 動画内とキャプションの表記を一致例:動画テロップ「予約はプロフィールから」キャプション1行目「予約はこちら(プロフィールのリンク)」


  • NGとOKの例

    • NG:DMでもOK、電話でもOK、LINEでもOK…と複数の案内

    • OK:「予約はこちら」に一本化。DMに来たら予約リンクを送るだけ


  • すぐ使えるチェックリスト

    • プロフィールのURLは予約ページに固定

    • キャプション1行目に「予約はこちら(プロフィール)」

    • 動画の最後にも「予約はプロフィールから」の一文

    • ほかの導線(電話やDM)は質問対応のみに使う




まとめ

週3投稿でもCVは維持・向上できます。コツは「何をどの順で見せるか」を決め、同じ型で回すことです。とくに最初の1秒で“自分ごと化”させ、変化が本当に起きていると伝え、ゴールへの道を1本に絞る。この3つが揃えば、投稿本数が少なくても結果は積み上がります。


  • 冒頭1秒で数字を出す価格・時間・距離のどれかを即表示(例:初回2,980円/所要30分/駅徒歩3分)。「自分に関係ある」と感じてもらう入口です。

  • 同一条件のビフォーアフターで証拠を見せる同じ場所・同じ明るさ・同じ距離・同じ背景で前後を撮影。誇張ではなく“事実”だと伝わると、保存や信頼が増えます。

  • 導線をプロフィール1本に統一する予約ページはプロフィールのURLだけ。動画もキャプションも「予約はプロフィールから」で表記を揃えると、迷いがなくなりクリック率が上がります。


すぐに実行する3ステップ

  • 次の投稿から、最初の1秒に数字を入れる

  • ビフォーアフターは同一画角で撮り直す(床にテープで位置固定)

  • プロフィールのURLを予約ページに固定し、文言を「予約はこちら」に統一


この型を週ごとに繰り返し、うまくいった表現だけを残す。これで少ない工数でも、安定してCVが積み上がります。



ダウンロードと無料相談のご案内

「週3面づくりカレンダー」「投稿スクリプト雛形」「週次レビューシート」配布中。こちらの問い合わせフォームより、「週3面づくりカレンダー」「投稿スクリプト雛形」「週次レビューシート」希望とご連絡ください。


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