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埼玉のSNSマーケティング完全ガイド|費用・事例・勝ち筋までを解説

  • 執筆者の写真: 竹市広明
    竹市広明
  • 9月18日
  • 読了時間: 13分

更新日:10月10日

埼玉で来店・予約・商談を増やす近道は、SNSを1つに絞らず「複数の接点」で連携させることが大切です。InstagramやTikTokで見つけてもらい、YouTubeで理解を深め、LINEで再来店を促す――これが基本的な流れになります。本稿では、必要な費用と体制、うまくいく型(勝ち筋)、成果の見方(KPI)、そのまま使える台本・テンプレまでを、初めての方にもわかる順番で解説します。




埼玉でSNSマーケティングが効く業種と勝ちパターン


実店舗(飲食・美容・ジム)はリールと地図の導線で“徒歩圏・車圏”の来店を増やします


実店舗の場合は、お店から半径2kmほどの「行ける距離」にいる方に“存在を思い出してもらう”ことが来店の近道です。そのため、まずは30秒前後のリール動画で、お店の雰囲気やメニュー(施術)、ビフォー・アフターのような“結果が一目でわかる場面”を続けて見せます。短い動画に情報をまとめる理由は、スクロール中の方にも最後まで見てもらいやすく、「ここ良さそう」→「場所はどこ?」→「予約できる?」という連続した関心を1本の中で自然に生み出せるからです。動画の最後に地図や予約ページに進める表示を入れることで、その場の“いいな”を来店行動に変えやすくなります。


Instagramのプロフィールに置くリンクは、Googleマップ・予約ページ・LINEの3つを基本にします。これは、初めての方は場所を知りたい、来店意思が固い方はそのまま予約したい、検討中の方は特典や情報をLINEで受け取りたい、というように、人によって次に取りたい行動が異なるためです。最初からこの3つを提示しておくと、迷わず次の一歩に進めます。プロフィールや動画の冒頭では、営業時間、駐車場の有無、最寄り駅などの来店ハードルに直結する情報をはっきり出します。これらは “行けるかどうか”の判断材料になるため、早い段階で示すほど離脱を防げます。


曜日や時間帯によって投稿の狙いを変えることも有効です。平日の昼間は近隣の方に“知ってもらう”ための到達を重視し、週末前は“今週行こうかな”と背中を押す告知を意識します。たとえば、金曜は「週末限定メニュー」や「混雑しにくい時間帯」を案内すると、来店タイミングの決定につながります。このように発見→理解→行動の流れを短い動画と分かりやすい導線で作るのが、実店舗の勝ちパターンです。



BtoBや高単価サービスはYouTube長尺動画で“指名検索”を底上げします


高単価や専門性の高いサービスでは、じっくり比較してから問い合わせる傾向が強いため、10〜20分の解説動画対談動画が効果的です。動画の中では、よくある誤解を最初に正し、次に選び方の判断基準を示し、実際の事例を紹介し、最後に失敗しないための注意点を伝える、という順番にします。こうすることで、視聴者は“自分に合うかどうか”を自分で判断しやすくなり、結果として信頼感が高まります。


タイトルやサムネイルには「業界名×課題名」を必ず入れます。たとえば「製造業向け|新規開拓が止まる理由と解決策」といった表現です。視聴者が抱える課題と自分ごと化を強めるため、クリック率が上がりやすくなります。動画の概要欄には、見積もり依頼や相談フォームへのリンクを置き、動画で納得した方がそのまま行動できる導線を用意します。概要欄に導線を入れる理由は、視聴者が「いま知れたこと」を“次のアクションに変えるための具体的な行動”に繋げていただくためです。


公開後1〜2週間は、自社サイトの関連記事から該当する動画にリンクを張ったり、逆に動画から該当する記事や事例ページに誘導したりして、サイト内外の回遊を増やします。この往復が“社名や商品・サービスで検索される回数(指名検索)”の増加につながり、商談の質と温度感が上がるという効果を生みます。結果として、問い合わせの段階で「比較の最有力候補」として選ばれやすくなります。



リピートが重要な商売はLINEで“もう一度来てもらう仕組み”を自動化します


リピート来店や継続購入が大切な業態では、LINEの自動配信(ステップ配信)が役に立ちます。友だち追加の直後にウェルカムメッセージと初回特典を送り、7日後に不安解消や使い方の案内、30日後にリピートのきっかけになる提案、年に一度は誕生日や記念日のメッセージという流れを自動で届けます。これは、お客様が「行こうと思ったときに、ちょうど背中を押される」状態を作るためです。思い出してもらう頻度と、行動に移しやすいタイミングの両方を整えます。


配布するクーポンは、その人だけが使える“使い切り”クーポンと、お友だちに渡せる“紹介用”クーポンの2種類をセットにします。使い切りクーポンは“最後の一押し”になり、紹介用クーポンは既存のお客様が自然にお店を勧めるきっかけになります。これにより、リピートと新規の両方を無理なく伸ばせます。


さらに、配信先を来店頻度や購入カテゴリで分けます(セグメント配信)。たとえば、最近来ていない方には「短時間・低負担の提案」、よく来る方には「上位メニューやお得な回数券」、特定の商品を買っている方には「相性の良い関連商品」を案内します。必要な人に、ちょうど良い内容を届けられるため、在庫の回転が良くなり、客単価も上がりやすくなります


【まとめ】埼玉県内を商圏にする場合は“距離が近い=決めやすい”という特徴があります。だからこそ、動画で人柄や雰囲気を素早く伝え、その場で地図・予約・相談へ進める導線を並べておくことが効きます。新規の発見にはInstagramやTikTokの短い動画、比較検討にはYouTubeの丁寧な長編、再来店・継続にはLINEの自動配信、といった役割分担をすると、発見→理解→行動→再訪の流れがつながりやすくなります。



SNSマーケティングの費用と体制


SNS運用は「だれが、どこまでを担当するか」でコストと成果の出方が変わります。まずは、内製・外注・ハイブリッドの違いを目的別に整理しておくと、迷わずに進められます。


内製・外注・ハイブリッドの違いと考え方


内製の場合

自社のスタッフが撮影や編集、投稿、分析までを担当します。現場をよく知る人が作るため、思い立ったときにすぐ撮れること、社内にノウハウが貯まることが強みです。一方で、担当者のスキルや時間に依存しやすく、忙しい時期に品質が不安定になりやすい点が注意点です。


外注の場合

撮影や編集、運用を専門チームに任せます。一定の品質とスピードを確保しやすく、社内の負担を減らせます。ただし、費用が増えやすいことと、現場ならではの細かなニュアンスを伝えるために打ち合わせや指示の時間が必要になります。


ハイブリッド(内製と外注のかけあわせ)の場合

撮影は社内で行い、編集や投稿設計、分析は外部に任せる方法です。現場のスピード感を保ちながら、編集や運用の専門性で仕上がりを底上げできます。費用と成果のバランスが取りやすく、はじめての企業さまにも取り入れやすい体制です。



月10万円、30万円、50万円の使い方


【月10万円前後】

まずは基礎体力をつくる段階として、短尺動画を月2〜4本、静止画カルーセルを2〜4本ほど作り、どの切り口が反応されやすいかを確認します。必要に応じて近隣ユーザーへのリーチを目的に、少額の広告を添えてテストを行います。土台づくりに向いた配分です。


【月30万円前後】

集客の主力となる短尺動画を月6〜8本、比較検討の後押しとなる長尺動画を月1本のペースにします。サムネイルやテロップの量産、月次レポートによる改善も行い、広告はリターゲティングと近隣ユーザーへのリーチを中心に3〜5万円程度から始めます。LINEの初期設計にまで手を伸ばし、発見から再来店までの導線づくりを前進させます。


【月50万円前後】

短尺を月10〜12本、長尺を月2本とし、毎週ペースで改善を回します。LPや特典・キャンペーンの見直し、週次の改善会、ダッシュボード可視化、A/Bテストの常時運転まで含めることで、仮説検証の速度を一段引き上げられます。集客から成約、再来店までの流れが見えるようになり、投資に対する成果を判断しやすくなります。


初めて取り組む場合は、月30万円規模で短尺6〜8本と月1本の長尺(または企画撮影)を軸にし、広告はリターゲティングと近隣到達の軽い運用から始めると、無理なく効果の輪郭をつかみやすいです。



主要プラットフォーム別の戦い方


各プラットフォームは得意分野が異なります。InstagramやTikTokは短時間で興味を引くこと、YouTubeは深い理解と信頼づくり、Xは速報性と周知、LINEは再来店や再商談の仕組み化が得意です。それぞれの役割をはっきり分けることで、発見から行動までが自然につながります。


Instagram・TikTok

短い動画は、スクロール中でも最後まで見てもらいやすい形式です。冒頭の3秒で、結果の分かるシーン、比較のビフォー・アフター、または地名を提示すると、「自分ごと」として見てもらえる確率が上がります。1本の動画では伝える内容を1つに絞り、読みやすい大きめのテロップで補助します。音は小さくても理解できる構成にすると、静かな場所でも視聴体験を損ないません。効果の判断は、保存率と平均視聴率で行います。動画の最後には、地図、予約、LINEのいずれかに進める案内を入れ、興味を行動に変えられるようにします。


YouTube

YouTubeは、検索で見つける人と、ホームや関連で見つける人の両方がいます。検索向けには「やり方」「比較」「価格」のようなテーマを、視聴維持が期待できる「対談」「解説」「密着」はおすすめ向けとして並走させます。動画には章立てや目次を入れ、固定コメントや概要欄で関連動画や記事に誘導します。視聴者が深掘りしやすい状態を用意することで、社名やサービス名を含む指名検索が増え、問い合わせの温度感が高まります。概要欄に見積もりや相談のリンクを置くのは、動画を視聴して納得した直後の勢いをそのままアクションに変えるためです。


X(旧Twitter)

Xは、イベントや新着情報、採用やメディア露出などの最新情報を素早く伝えるのに向いています。現場写真に短い説明を添えるだけでも十分効果があります。リンクを掲載する場合は、流入経路を把握するためにUTMパラメータを付けておくと、後から成果を見直しやすくなります。情報の鮮度が価値になる媒体であって、ストック型ではないので、まずは週1〜3本の定期的な発信でも、信頼の積み重ねに役立ちます。


LINE

LINEは、一度興味を持ってくださった方に、忘れず思い出してもらうためのツールとして非常に有効です。友だち追加の直後は、ウェルカムメッセージと初回特典で来店のハードルを下げます。その後、7日後に活用方法のフォロー、30日後に再来店のきっかけになる提案、記念日には個別のメッセージという流れを自動化すると、来店したい気持ちとタイミングが合いやすくなります。回数券やサブスクを販売している場合は、購入後の使い方や効果的な活用法を案内することで、継続率が上がります。来店頻度や興味のあるカテゴリで配信先を分けると、必要な情報が必要な方に届き、満足度と売上の両方を高められます。




SNSマーケティングのKPIと計測


成果の見方は、段階に分けると分かりやすくなります。最初は再生率や保存率、クリック率といった「途中の指標」を見て、発信した投稿自体が届き、見られ、興味を動かしているかを確認します。次に、来店予約や見積もり依頼、商談化といった「最終的な行動」を見て、実際の売上に結びついているかを判断します。


SNSの評価は、保存率からクリック、そして予約や商談へと階段を上るように考えます。保存率が3〜5%を超えてくると、内容が刺さり始めたサインです。リンクのクリック率は、1〜2%前後を目安に合格ラインとし、リンク先はできる限り予約や問い合わせに直結するページにします。媒体別の効果を把握するためにUTMパラメータを付け、予約や問い合わせ完了はGA4で計測します。LINEは、友だち追加数やクーポンの利用数、再来店の回数なども併せて見ることで、売上とのつながりがはっきりします。



埼玉の季節やイベントを味方に企画も


埼玉ならではのSNSマーケティング活用として、イベントや季節行事をかけあわせることで、来店や問い合わせの動機になることもあります。あらかじめ年間のカレンダーに合わせて発信を準備しておくと、関心が高まるタイミングで自然に選ばれます。


浦和レッズのホーム戦がある時期は、試合の前後に立ち寄りやすいメニューや、混雑を避けられる時間帯を案内すると、具体的な来店計画に結びつきます。川越まつりの時期は、回遊しやすい地図や最短導線の情報が喜ばれます。学園祭や受験・就活期には、学生や保護者の方が判断しやすいように、費用や所要時間、得られる成果物を分かりやすく示します。大型連休やボーナス期は、比較検討が進みやすい時期なので、決め手になる情報(事例・保証・体験談)を増やして背中を押します。


このように、地域のカレンダーと発信内容を合わせることで、「今ちょうど知りたかった」というタイミングに情報を届けられます。結果として、発見から来店・相談までの距離が短くなり、成果が安定して積み上がります。




BANLIの無料オンライン相談


SNSで「来店・予約・商談」を増やしたい埼玉の事業者さま向けに、貴社の商圏・競合・現状アカウントを拝見し、次の30日でやることを具体化します。


  • 所要:30〜60分/オンライン

  • 費用:0円

  • 当日までにお知らせいただくもの:サイトURL・SNSアカウント・主要商品やサービス


まずはお気軽に日程をご連絡ください。






BANLIによくご質問いただく内容


Q.契約期間はどのくらいですか?

初回は3か月契約を推奨しています(設計→検証→改善の1サイクル)。以降は月次更新または6か月固定など柔軟に選べます。短期の単発撮影やスポット相談も対応可能です。

Q.投稿本数はどれくらい必要ですか?

目安は短尺:月8–12本/長尺:月1本。商圏・客単価・在庫状況により最適化します。店舗型は週末前に山を作る投稿配列、BtoBは検索型とおすすめ型の二刀流編集が効果的です。

Q.いつから成果を実感できますか?

指標は段階的に変化します。

  • 0–4週: 上位KPI(保存率・視聴率・クリック率)が改善

  • 1–2か月: 予約・見積・相談数の増加(導線整備が前提)

  • 3か月〜: 指名検索・リピート・LTVの顕在化 ※ クリエイティブ改善とLP/予約導線の同時改善が成果速度を左右します。

Q.どのプランが合いますか?

  • 月10万円: 土台づくり(短尺4–6本/カルーセル/軽い広告)

  • 月30万円(推奨): 短尺12本+長尺1本/月次分析/リタゲ運用

  • 月50万円: 週次撮影/A/Bテスト常時運転/ダッシュボード可視化ご予算内で勝ち筋に資源集中するよう設計します。

Q.素材は自社で撮影しても大丈夫?

問題ありません。撮影は内製、編集と運用は外部のハイブリッドがもっともコスパが高いケースが多いです。スマホで十分。撮影ガイドとチェックリストを提供します。

Q.広告は必須ですか?

必須ではありませんが、近隣到達(実店舗)/リタゲ(BtoB)は学習を早めます。まずは少額(3–5万円/月)からの“学習促進”運用を推奨します。

Q.計測はどこまでできますか?

UTM+GA4で媒体別CV、予約/見積完了計測、LINEは友だち追加/クーポン利用/再来店まで追えます。必要に応じてLooker Studioでダッシュボード化します。

Q.著作権・二次利用は?

納品物(動画・サムネ・原稿)は貴社サイト・SNS・店内サイネージ・採用素材等での二次利用が可能です(再販売・有償配布は除く)。出演者の肖像権/ロゴ/音源等は事前に権利確認のうえ進行します。

Q.途中解約やスキップはできますか?

月次更新プランは当月末〆翌月停止が可能。固定期間プランは契約書の定めに準じます。繁忙期は投稿本数の一時スキップ→翌月振替等の調整もご相談ください。

Q.社内体制の巻き込みが不安です

撮影30分・確認10分で回せる最小フローを設計し、テンプレ台本/チェックリスト/進行表を共有します。Slack/Chatワークスペースで非同期OKの進行が可能です。


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