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UGC同意書テンプレートとチェックリスト|写真・動画の掲載許可を安全に取る実務ガイド

  • 執筆者の写真: 竹市広明
    竹市広明
  • 2025年10月12日
  • 読了時間: 6分

UGC同意テンプレートとチェックリスト

UGC同意が必要な理由

UGCは信頼を高め、来店や購入の後押しになります。しかし、本人の許可なく写真や動画、口コミを掲載すると、肖像権や著作権、パブリシティ権、個人情報保護の問題が発生するおそれがあります。安全に活用するには、事前に分かりやすい形で同意範囲を確認し、記録に残すことが大切です。



まず押さえる基本用語

UGCや権利に関する言葉は似ていて混同しやすいので、先に定義を整理します。


  • UGC

    ユーザーが自発的に作ったコンテンツ。写真、動画、レビュー、ストーリーズの投稿など。

  • 肖像権・パブリシティ権

    顔や姿を無断で掲載されない権利、またはそれを営業上に利用されない権利。

  • 著作権

    写真や動画の撮影者に帰属する権利。撮影者が本人の場合、転載には許可が必要。

  • 個人情報

    氏名・連絡先だけでなく、顔写真や位置情報、車のナンバーなども状況により個人を特定しうる情報として扱われます。



同意の取り方の全体像

同意取得は「どこで、誰から、何を、どの範囲で、どれくらいの期間使うか」を明確にして、あとで参照できる形で保管するのが基本です。現場オペレーションで迷わないよう、テンプレとチェックリストを事前に準備しておきます。



店頭での同意フロー

現場スタッフが迷わず動けるよう、声がけから記録までの手順を固定します。以下の5ステップを基本にしてください。


  1. 撮影前に目的を端的に説明し、撮影可否を確認する

  2. 撮影後、その場で同意フォームまたは紙面に記入してもらう

  3. 掲載イメージを見せ、掲載媒体と期間を選んでもらう

  4. 同意の控え(自動送信メールまたは写し)を本人に渡す

  5. 社内台帳に自動で紐づけ、掲載先・期限・撤回連絡先を記録する




そのまま使えるUGC同意書テンプレート

最小限で回しやすい構成です。紙でもフォームでも使えるよう、項目を簡潔にしています。


見出し

UGC掲載に関する同意書


本文

私は、貴社が運営するウェブサイト、SNS、印刷物、店内掲示、広告等に、私が提供した写真・動画・レビュー等(以下、本コンテンツ)を掲載・編集・加工して利用することに同意します。



許諾の範囲

  • 利用媒体

    公式サイト、Instagram、TikTok、YouTube、X、Facebook、店内掲示、チラシ、外部広告、プレスリリース

  • 利用地域・期間

    日本国内・期間は同意日から2年間(延長時は再同意)

  • 加工・編集

    画角調整、色補正、トリミング、文字入れ等を許可。誤解を招く過度な加工は行いません

  • クレジット表記

    表示可/表示不可(どちらかにチェック)

  • 撤回

    いつでも撤回可能。窓口:xxx@example.co.jp

    既に印刷・出稿済み物は撤回対象外の場合あり

  • 反社会的利用の禁止

    公序良俗に反する目的で利用しません


未成年の扱い

未成年者は保護者が同意者となります(保護者氏名欄に記入)。


事故対応

第三者から権利侵害の申立てがあった場合、速やかに掲載を停止し、協議のうえ適切に対処します。


署名欄

  • お名前

  • 連絡先(メールまたは電話番号)

  • 同意日

  • 保護者氏名(未成年のみ)



同意の範囲を決めるチェックリスト

同意書に盛り込む論点を先に決めておくと、現場判断がぶれません。次の観点を社内ルール化しましょう。


  • 媒体の範囲(自社SNSのみか、広告・外部メディアまで含むか)

  • 期間(常設/キャンペーン限定など、6か月・2年など具体化)

  • 加工(トリミング・色補正・テロップ・モザイクの可否)

  • 氏名表記(ハンドルネーム/匿名/イニシャル)

  • 未成年(保護者同意必須、年齢確認方法)

  • 撤回(連絡先、反映までの目安時間、印刷物の扱い)

  • 第三者写り込み(背景人物やナンバーの処理方針)

  • 位置情報(居住地や学校が特定される要素の扱い)

  • 報酬・特典(クーポン付与等の有無と記載方法)

  • 保管(原本/フォームデータの保存場所と保存期間)




口頭依頼のスクリプト例

丁寧で短い説明が同意率と満足度を上げます。以下を基準のトークにしてください。


  • スクリプト

    こんにちは。本日の施術後のお写真を、当店のSNSや店内掲示でご紹介してもよろしいでしょうか。お顔が映るカットは事前にご確認いただけます。掲載媒体と期間は選べ、途中で取り下げも可能です。よろしければ、こちらのフォームにご記入ください。

  • 断られた場合の返答

    承知しました。今回は公開いたしません。撮影データは店舗内でのみ確認し、外部公開は行いません。



DMでの許可取りテンプレート(SNSリポスト用)

SNSで見つけたUGCを引用したい場合は、公開範囲と加工可否を文章で残します。以下をそのまま使えます。


当店の公式SNS・ウェブサイト・店内POPでご紹介してもよろしいでしょうか。

掲載期間は2年間、誤解を生まない範囲でトリミングや明るさ調整を行うことがあります。

クレジット表記は「@アカウント名」で掲載可能でしょうか。

ご許可いただける場合は「同意します」とご返信ください。



フォームで回す運用(QRコード設置のコツ)

紙管理は手間が増えます。Googleフォーム等に切り替え、受付やレジにQRを置くとスムーズです。検索しやすい台帳作りのため、項目は次を推奨します。


  • お名前(任意でも可)

  • SNSアカウント名(必須)

  • 撮影日・店舗名

  • 許可する媒体(チェック式)

  • 許可期間(プルダウン)

  • 顔の掲載可否・モザイク希望

  • クレジット表記の可否

  • 撤回連絡先の案内文(自動返信メールにも記載)




掲載前の安全確認チェック(社内用)

公開前に最低限ここだけは確認してください。公開後の差し替えコストを大幅に減らせます。


  • 未成年の同意が保護者署名になっているか

  • 第三者の写り込みやナンバーが映っていないか(必要ならモザイク)

  • 位置情報や制服等から特定されないか

  • BGMやロゴなど第三者権利物の扱いは適正か

  • キャプションに誤解・差別的表現がないか

  • 同意範囲(媒体・期間)と実際の掲載先が一致しているか



よくあるトラブルと回避策

起きやすい事例と、事前に仕込める対策をまとめます。


  • 掲載後に削除依頼が来た撤回窓口・対応目安を同意書と自動返信に記載。広告・印刷物は即時反映できない旨も明示。

  • 第三者が写り込んでいた撮影時に背景を整理。難しければ編集でモザイク。現場プレビューの徹底。

  • 無断編集と受け取られた許可する編集範囲を明記し、仕上がり例を事前に提示。

  • 未成年のリポスト原則保護者同意を取得。学校名・制服・位置情報に注意。



まとめ

UGCはもっとも説得力のある第三者の声です。だからこそ、同意取得と保管、撤回対応までをひとつの仕組みにまとめ、誰が対応しても同じ品質で運用できる状態にしましょう。テンプレートとチェックリストを使えば、現場の迷いが減り、UGCを安心して成果に変えられます。



ダウンロードと無料相談のご案内

本記事で紹介した「UGC同意書テンプレート」と「公開前チェックリスト」を配布しています。こちらのフォームからお問い合わせ内容に「UGC同意書テンプレート」と「公開前チェックリスト」希望と記載の上、送信してください。


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